2016.02.16創英高2が選んだ「新書ベスト30」

本校の図書室で、「創英高2が選んだ『新書ベスト30』」が展示されている。生徒が選んだ新書30冊が展示され、その本の内容を紹介する「ポップ」が添付されている。先日図書室に見に行って、大変感心した。(ちなみにポップ(POP)とは、紙の上に商品名や価格、キャッチコピーや説明文、イラストなどを手描きした広告媒体のこと。いろいろなお店でよく見かける。) この企画はどのようにして生まれたのだろうか?話は夏休みに戻るのだが、高校2年の国語(現代文)の授業で、新書を1冊読むことが夏休みの課題となった。何を読むかは各自、自分で本屋へ行って決める。岩波新書や中公新書などの新書を今まで手に取ったことのない生徒たちもいたらしい。 この課題は、自分が選んだ新書を読みその感想を書いて提出して終わる、ということではなくて、夏休み後の授業で、一人ひとりが読んだ新書の内容や感想を生徒同士で紹介しあうというものだ。実際に2学期の授業ではクラスが数グループに分かれて、グループの中で一人ずつ自分の読んだ新書の紹介を行った。そして3学期には、その中から何人かが選ばれてクラス全体に発表することになる。 ところで生徒たちはどんな新書を選んだのだろうか。何冊か紹介すると、坪田耕三「算数的思考法」(岩波新書)、斎藤孝「本をサクサク読む技術」(中公新書ラクレ)、池上彰「池上彰のお金の学校」(朝日新書)、佐久協「高校生が感動した『論語』」(祥伝社新書)、鴻上尚史「クールジャパン!?:外国人が見たニッポン」(講談社現代新書)など。全部は紹介できないが、実に多彩だし、面白い。 2学期にグループに分かれて紹介しあう授業を行った後、図書室とのタイアップの話が出てきた。つまり生徒たちが選んだ新書の一部を図書室で購入し展示してもらう。さらに、その新書を選んだ生徒に自分で「ポップ」を作成してもらって一緒に展示するという企画だ。 そしてその企画が実現して、いま新書と「ポップ」が図書室に展示されている。この「ポップ」がなかなか良いのだ。手作りなのだが、工夫があり、手間をかけたものもあり、ビジュアル的にも感じがいい。読むだけでなく、感想を書いたり話したりするだけでなく、「ポップ」まで作ってみる。その「ポップ」を面白く感じて新書を借り出していく生徒もいる。こんな一連の活動の流れがとても面白く感じた。こんなところにも、創英生の力を感じることができて嬉しく思った。頑張った生徒の皆さん、楽しい「ポップ」をありがとう。 図書室話題をもう一つ。最近入った本で小説家の村上春樹さんの英訳本がある。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」、「ねじまき鳥クロニクル」、「海辺のカフカ」、「1Q84」など、村上さんの代表作が10冊くらい入った。村上さんの小説はアメリカでもロシアでも中国でも読まれている。いまや世界的な作家だ。彼の作品を英語で読むのも格好いい。創英生にもチャレンジしてもらいたい。