6月27日のトップランナー授業は、大阪府立大空小学校の元校長であり、ドキュメンタリー映画『みんなの学校』に出演された木村泰子先生が来校されました。
ドキュメンタリー映画の中の、怒って机を投げている児童について、木村先生は皆に問いかけます。あなたならどうする?生徒たちは、『僕なら、机を投げ返します。』『僕は、その子に寄り添います。』『その子が嫌がったら、少し離れたところから見守ります。』と自分の言葉で答えます。木村先生は、大空小学校の児童のエピソードを続けます。
大空小学校の児童は、皆机を投げる生徒から離れたので、木村先生は『なんでそんな寂しいことするん?』と言ったら、児童たちは『だって投げた机で私達が怪我したら、その投げた子がもっと困ってしまうでしょ。』と答えたと言うのです。そうなのです。トラブルを起こしてしまう子は困っている子なのです。そう思えたら、見え方が変わります。
更に、ドキュメンタリー映画を流すと、生徒たちは食い入るように見ていました。映画に出てきている児童達に自分を重ね、自分も変わりたいと思った様子の生徒たちが、自分の言葉で語り始めました。『未来はいっぱいあるから、直していきたい。』『親に、お前はどうせやらないだろとか言われるから、木村先生の一瞬一瞬は本物という言葉が心に残りました。』 講演後に、一歩踏み出した生徒もいます。
中1の時に、木村先生の話を聞く事ができる生徒たちは幸せ者だなと思います。1年間でこんなに沢山の外部講師から学べる学校はなかなかないでしょう。素敵な大人の話を聴きたい方は、ぜひ、横浜創英にお越しください。