7月22日、さとのば大学代表信岡良亮氏と、横浜創英中学高等学校及びさとのば大学との間で高大連携協定に調印しました。
さとのば大学は従来にはなかったコンセプトで、日本の各地域に暮らしながら、他者とともに社会を創る共創的な学びを掲げています。個人の為にとどまらず、皆でより良く生きる為、社会と繋がる本物の学びがさとのば大学にはあると考えています。
今回の連携によって、既存の学びから抜け出して、「普通」とは違うアクションで未来を切り開く生徒が出てくるといいなあと思います。
さとのば大学の最大の魅力は、日本全国の地域そのものを学びのフィールドとしている点です。学生は特定のキャンパスに通うのではなく、提携する様々な地域に1年間実際に暮らし、その土地の人々と深く関わりながら学びを深めます。
4年間で日本全国4か所で過ごすことになります。地域とのつながりを深めて、地域が抱える課題や可能性を発見し、それを「マイプロジェクト」として自ら企画・実行する実践的な学びに落とし込みます。オンラインとリアルのハイブリット授業を通してプロジェクトを進めるので、社会で活きる実践力や課題解決能力が養われます。
地域の人々や地域共創のトップランナーである講師陣との協働を通じて、リアルな社会課題と向き合い、共に「ほしい未来」を創り出す経験ができます。こうした学びは、学生一人ひとりの「やりたい」という内発的な動機を重視しています。これにより、受け身の学習ではなく、自ら問いを立て、解決策を探し、行動する主体性が育まれるのです。
地域でのプロジェクト実践においては、想定外の出来事や失敗もつきものです。しかし、さとのば大学ではそれらを「学びの機会」として捉え、粘り強くプロジェクトを進める力を養うことを重視しています。これらの活動を通して、自分自身の強みや弱み、本当にやりたいことなど、深く自己と向き合う機会が得られるのもさとのば大学の特徴です。
また、新潟産業大学経済学部経済経営学科通信教育課程「ネットの大学managara」と提携しており、さとのば大学での学びと並行して学士号の取得を目指すこともできます。さとのば大学は、従来の教育システムでは得がたい、実践的で、主体的な、そして地域と深く結びついた学びを提供しており、本校のカリキュラムとの親和性も高く、多くの生徒にこの制度を活用してほしいと考えています。