平成29年度 卒業生の声高等学校

平成29年度 卒業生の声

Yくん 特進コース

進学先:横浜国立大学 教育学部/学校教育課程(特別支援コース) その他合格校: 東京理科大学 理学部第一部/応用数学科・ 青山学院大学 理工学部/物理・数理学科・ 日本大学 理工学部/数学科

 私は三年間、ハンドボール部に所属していました。一年生の頃は、辛かった部活動を言い訳にして勉強せずにダラダラした日々を過ごしていました。今思い返して見れば、この時期から頑張っていればよかったと後悔しています。 私の勉強に対する意識が変わったのは、二年生の秋です。私が朝早く登校した時、教室で勉強している人がいました。その人も、辛い部活動に入っている人でした。負けず嫌いな私は、毎日6時半着の電車に乗り、勉強しようと決心しました。家が遠く部活動が辛いことを言い訳にせず、毎日取り組みました。また、私は一年生から横浜国立大学を目指しました。受験期は、毎日十五時間を目標にして取り組みました。これらの「強い執念」が、第一志望を勝ち取った要因だと考えています。 私は、毎日受験勉強を行う中で一日の目標を決めていました。しかし、目先の計画を立てるだけで、長期的な計画を立てていませんでした。最終的には、試験の直前で予想通りにいかなくて焦っている自分がいました。ゴールを見据えて長期的な計画を立て、修正しながら取り組むことが非常に大切であると私は考えます。 私は、十月の模試でA判定を取るほどの実力がありました。しかし、センター試験本番では目標より六十点低い点数を取りました。もちろんE判定で、精神的に辛かったです。その時、友達や家族、先生はたくさん応援してくれたおかげで最後まで頑張ることができました。合格だとわかった時、号泣しました。頑張ったからこそ流した涙だと考えています。小論文や面接練習に付き合ってくださった先生方に感謝しています。特に、毎朝五時半に家を出発する私に合わせて弁当を作ってくれた母に一番感謝しています。直前期には、追い込みすぎて睡眠時間を削りすぎ、鼻血が止まらなくなるということもありました。体調管理も大事です。しっかり寝てください。受験は辛いです。でも、受験期に苦しんで努力したことは、将来必ず役立ちます。それを信じて頑張ってほしいです。応援しています。

Sくん 特進コース

進学先:早稲田大学 教育学部/教育学科 その他合格校: 横浜市立大学 国際総合科学部/国際教養学科・ 明治大学 法学部/法律学科・ 立教学部 法学部/法学科・ 立教大学 社会学部/社会学科・ 法政大学 法学部/法律学科・ 成城大学 法学部/法律学科・ 日本大学 法学部/法律学科

 僕が大学受験に向けて本格的に勉強し始めたのは、二年生の夏休みからでした。それまでは遊んでばかりいて、テスト前ぐらいしか真面目に勉強していませんでした。勉強を始めるきっかけになったのは、オープンキャンパス行ったことです。行きたい大学を間近で見てそこの空気に触れることで、僕はやる気が湧いてきました。 さて、受験勉強において絶対に欠かせないことがいくつかあります。まず一つは基礎です。基礎を少なくとも八割は固めないと受験で勝負ができません。三年の夏休みまでには固められるように一年生の時から単語帳や文法性などに取り掛かると良いと思います。また、学校の定期テストは、基礎固めにおいて重要です。定期テストでは、基礎の問題が多くを占めているので、基礎が身についているかのチェックにはもってこいです。特に社会科目は定期テストの時にまとめて覚えてしまうことをお勧めします。 二つ目は、志望校を知ることです。志望校の入試出題傾向を徹底的に分析し、自分の年にはどんな問題が出るか予想することが大事です。また、入試に関してだけでなく、志望校のキャンパスやサークル等について知っておくと、モチベーションの増加につながります。 最後に、一番大事な事はメンタル面の調整です。毎日勉強していると必ずやる気の出ない日が出てきます。そんな日は、中途半端に勉強するのではなく自分の好きなことをして、リフレッシュすることをお勧めします。僕の場合は運動して汗を流すことで気持ちをリフレッシュすることができました。 受験はつらく苦しいものですが、自分を信じて頑張ればきっと大丈夫です。創英の先生方は頼れる人ばかりなので、安心して受験勉強に励めると思います。最後まで諦めずに第一志望合格目指して頑張ってください。

Iさん 文理コース

進学先:立教大学 観光学部/交流文化学科 その他合格校:学習院大学 文学部/フランス語圏文化学科・ 明治学院大学 文学部/フランス文学科・ 白百合女子大学 文学部/フランス語フランス文学科

 受験を終えて三年間を振り返ってみて思うのは、一年生の頃からの授業や小テストの重要さです。基本的な文法や単語は毎回の小テストや定期試験の勉強の積み重ねです。また、勉強を「面白い」と思えるようになると良いと思います。そんな呑気なことを言っていられないと思うかもしれませんが、効率の面でも気持ちの面でも、楽しんだほうがより身に付くと私は思います。例えば、私は英単語を覚えるときは辞書で原義を調べていました。単語の成り立ちがわかると、より興味を持って覚えられます。また世界史で今まさに勉強していることが、現代のニュースとつながった時は感動しました。そして、そんなふうに、驚きや興味とともに頭に入ってきた事は、時間がたっても覚えています。「勉強嫌だな」とか「覚えなきゃ」と思うより、「なるほど面白いな」と思えたらもっと知りたくなるし、大学での勉強もより楽しみになって、モチベーションも上がりました。世界史の人物名を歌にして覚えたり、友達と一緒に問題を出しあったり、自分なりに工夫してみてください。 どうすればいいのかわからなくなったら、どんどん先生に相談しましょう。先生方はたくさん受験について知っていますし、ひとりひとりをよく見てそれぞれに合った方法を一緒に考えてくれます。 第一志望への思いが強ければ強いほど不安になったり焦ったりすると思いますが、そこですぐ前を向けるかどうかが大事です。不安を跳ね返す位もっと勉強すればいいんです。点数が伸びず、このままでは合格できないと思い涙が止まらなかった時、私は担任の先生の「泣いてもいいけど鉛筆を離すな。」という言葉を思い出し、走り続けることができました。 苦しいことも多いと思いますが、先生方と自分を信じて、全力でやり抜いてください。応援しています。

Fくん 文理コース

進学先:横浜市立大学 国際総合科学部/国際総合科学科 その他合格校: 東京理科大学 経営学部/ビジネスエコノミクス学科・ 成城大学 経済学部/経営学科

 中三の二月、僕は公立高校に落ちました。「横浜創英に来るのは、入試の日が最初で最後だ」と思っていたのに、なぜか高一の四月にも創英に来ていました。不安だらけでした。全く行きたくはありませんでした。これと似たような感情を持った人は、僕だけではないと思います。だけど不思議なことに、なぜかここ創英での学校生活が、どうしようもない程楽しかったのです。同学年の友人、部活の先輩や後輩、担当の先生、両親。そんな人々に囲まれながら、学校生活を謳歌していました。 僕は予備校へは通っておらず、十月まで軽音部を続け、十二月まで委員会の委員長を務め、独学の科目もありましたが、七科目をやり切りました。 僕一人では、到底できませんでした。支えてくれる人がいたから、競い合える人がいたから、やり遂げることが出来たのです。受験は、一人ではありません。辛くなったら友人に相談してください。苦しくなったら先生と話し合ってください。私はそうやって、受験を乗り越えました。 それからもう一つ、自分の希望する進路を、頭の中で思い浮かべてください。そこに合格して、大学生活、あるいは専門学校での生活をしている自分を想像してください。これをクセにしてください。「くだらない」と思ったあなたこそ、実行してください。 ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェは、かつてこう語っています。「過去が現在に影響を与えるように、未来もまた、現在に影響を与える」 皆さんの希望する進路の実現を、心より願っております。