平成30年度 卒業生の声高等学校

平成30年度 卒業生の声

Kくん 特進コース

進学先:東京大学理科一類 その他合格校: 早稲田大学先進理工学部電気情報生命学科・東京理科大学工学部機械工学科・明治大学理工学部機械工学部・明治大学理工学部電気生命理工学科・神奈川大学工学部機械工学科(給費生入試)

 良い大学に行ったのなら遊ばずに毎日大量に勉強していたんだろうな、とか思われているかもしれませんが、僕は努力を避けて生きてきた人間なので、そんなことはありません。僕は元々授業中しか勉強しない人でしたが、3年生になってさすがに家でも勉強するようになりました。SOEIノートを確認すると、夏まで平日に2~3時間、休日は5,6時間くらい勉強していました。それだけ勉強すれば十分だと思います。あまり長時間勉強しても疲れきってしまい、数学をやればつまらないミスで問題が解けなくなり、英単語も翌日まで覚えていられなくなります。そうなる前に寝て、次の日に備えるようにしていました。
 1つ覚えておいてほしいのは、僕は何も計画をたてず、気のおもむくままに勉強していたという事です。勉強に使った時間やページを数えて満足しないでください。
 センターが終わってからは、本番と同様のスケジュールを組んで過去問を解き、その後に一日かけて見直しを行うようにしていました。間違えたところは、自分と問題集の答えのどこがどうして違っているのか、入念に確かめました。また、解答が一致していた時も、そこに至るまでの議論が十分かしっかりと確認しました。
 入試本番では、心を落ち着かせるために模試の時から昼食はいつも同じものを食べていました。また、会場の雰囲気にのまれないように強気で過ごしていました。
 色々と書きましたが、結局入試なんて採点者との相性なんだと思います。それでもなにかしら足掻きたい人は、チョコを食べてみてください。

Kくん 特進コース

進学先:立教大学法学部政治学科 その他合格校: 明治大学商学部・青山学院大学経営学部経営学科・中央大学商学部商業貿易学科・武蔵大学経営学部経営学科・明治学院大学経済学部経済学科・日本大学商学部商学科・神奈川大学経済学部経済学科(給費生入試)

 僕は二年生の時に文理コースから特進にコースに変更しました。僕は合格するために大切なことは大きく分けて3つほどあると思います。
 1つ目は、自分なりのやり方を模索することです。勉強は一人ひとりやり方が違います。例えば、予備校に通うのは悪いことではないと思いますが、通うならば予備校のメソッドに頼りきるのではなく、自分なりのやり方を見つけることであったり、先輩の話などをもとに自分にあったスケジュールを立てることです。僕は予備校には通っていませんでしたが、早い段階で勉強法を確立することで受験を乗り越えることができたと思います。
 2つ目は、受験勉強は長い時間やればいいという訳ではないということです。当たり前ですが、集中していない状態でやる10時間より、集中してやる5時間の方が確実に力になります。僕は長時間勉強ができるほど集中力がないので夏の多い日でも九〜十時間、それ以外の平日や土日などは多くても七時間とタイムリミットを設けることでモチベーションを高めていました。またそうすることで息抜きの時間も確保し、ストレスフリーの状態を維持することができました。
 3つ目は、来年で最後ですが、センター試験についてです。私大志望でも、センター利用入試で抑えが取れれば一般入試のプレッシャーはかなり軽減されます。また、その出願の時には自分に有利な配点や科目数を選ぶことが重要です。
 最後になりますが、自分の悩みを率直に打ち明けられる友達や先生を作りましょう。たとえそれが担任の先生でなくてもいいんです。僕は、バスケ部や同じクラスの友人が大きな支えでした。きっと最後まで諦めなければ結果はついてきます。皆さんの希望進路実現を心より願っております。

Mくん 特進コース

進学先:早稲田大学法学部 その他合格校:上智大学 文学部 英文学科・法政大学 文学部 心理学科・法政大学 文学部 哲学科・國學院大學 文学部 哲学科・立正大学 法学部 法律学科

 私は卓球部に所属し、3年生の6月に引退したと同時に本格的に受験勉強を始めました。部活で時間が割かれることもありましたが、焦りはありませんでした。部活をやっていた2年半の間に特定教科に絞って勉強していたからです。私の場合は1年の頭から英語は毎日勉強していました。帰宅時間が8時過ぎであったため、満遍なく勉強して全部中途半端に終わるよりも得意な教科を作り部活をやっている間はそれでぶち切ろうと思いました。すると1年の初めには苦手だった英語が部活引退直前の全統模試では偏差値70後半を取り、そこから受験酋長まで英語は偏差値70を切ることはありませんでした。「部活で忙しいから勉強ができない」は理由にはなりません。ただ、引退後に大変な思いをするだけです。英語と社会の2科目なら部活をやりながらでも偏差値70まで伸ばせると思います。また、精神論になりますが部活と勉強をリンクさせて考えるのがいいと思います。私は受験直前に早稲田の現代文で10問中2、3問しか正解できずスランプ状態でしたが部活で試合前日に不調だと当日は絶好調というジンクスがあったため、受験時もそう考えて自分自身のモチベーションを上げていくことができました。受験生は孤独であり、クリスマスも正月もありませんでしたがその分、第一志望に合格した時の喜びは数十倍となって返ってきます。やるかやらないかは自分次第です。
 勇気を持って上を目指してチャレンジしてください。応援しています。最後になりますが、家族、友達、私を支え応援してくださった先生方、本当にありがとうございました。

Yくん 文理コース(チャレンジクラス)

進学先:同志社大学社会科学部産業関係学科 その他合格校: 法政大学 人間環境学部・立命館大学 産業社会学部 人間福祉

 私が本格的に受験勉強を始めたのは2年生の1月でした。進路に迷っている時に母親に高校受験に落ちたということもあり「一般は厳しいから指定校狙いなさい」と言われ、とても悔しく絶対に一般で受かって驚かせてやるという思いから受験勉強を始めました。今回は一般受験において大切だと思ったことを3つ紹介したいと思います。
 まず一つ目に計画を立てることです。受験はとても長い道のりなので、短い期間での到達点を決めて学習を進めるとモチベーションを保ちやすいです。具体的には、夏までにどのレベルまで到達したいのか、いつくらいから応用学習に入っていくかということです。計画は必ずしもその通りにはいかないので臨機応変に進めていきましょう。そして二つ目に、主体的に学習することです。予備校に入っても、質の高い授業を聞いても受かりません。結局は自分で考えて進めていかなければならないということです。難題にぶつかった時にはなぜ、どうすればできるようになるのかを考えてみましょう。最後に気持ちです。受験勉強を進めていく中で気持ちは必ずぶれると思いますがその振れ幅を極力小さくすることが重要です。そのために私はよく使う参考書などに「現役で第1志望に受かる」と書いて、自分の目標を見失うことがないようにしていました。
 辛いことも多いと思いますが、最後まであきらめず日々自分の成長を楽しみながら受験勉強頑張ってください。応援しています。