1学期に引き続き、高校2年生は対話授業を実施しました。1学期は高校1年生と合同でしたが、今回は更に年齢差のある中学生との合同授業です。最大で4歳位の差がある生徒同士、ほぼ初対面の組合せで、哲学対話を実施しました。哲学対話とは、「異なる考えの人とも共通する部分を見つけ出し、多数決を使わずに皆が納得する答えを導き出す対話」です。社会に出てからは、異なる年齢の人達と話し合い何かを創り出すこととなるので、創英ではその練習ができるような授業を用意しています。まず最初は、自己紹介と自分の好きな有名人の紹介で、緊張をほぐすところから始めました。そして、一つ目のテーマ「自分好きな有名人が持っている能力や資質の共通点を見つけよう」について話し合いました。生徒たちの共通解は、「努力家で表現力があり、人間的にも魅力的で、自分の才能を活かしている人」のようなものでした。二つ目のテーマは、「対話と会話の違い」です。生徒たちの共通解は、「対話は目的や目標に向かって話し、新たな発見があるもの。」
「会話は自分の意見を妥協したりするが、対話は妥協したり自分の意見を消す必要がない。」など大人顔負けの解答でした。生徒たちの感想は、「最初は緊張したけど、お互いの意見の違いを実感できて楽しかった。視野が広がって興味深い時間になった。」というものが多かったです。また、中学生は「先輩たちの話し方やまとめ方が上手で見習おうと思った。」高校生は「話してみると、しっかり意見をもっていて、すごいと思った。」など、お互いに刺激を受けた様子でした。もちろん、知らない人と話すこと自体が苦手な生徒もいますが、「決してそれは欠点ではなく特性なので、落ち込む必要はないよ。自分の特性に合った生き方を選択すれば良いだけですよ。」という話をして対話授業を終えました。生徒それぞれが、それぞれの形で成長するきっかけになればと思い企画した授業です。コミュニケーション能力を伸ばしたい方は、ぜひ、創英に来てください。