2023.09.21法政大学_課題解決型フィールドワークのご報告

9月16日(土)に終日にかけて法政大学市ヶ谷キャンパスにて、高大接続プロジェクトの一環となるイベントが行われました。

「課題解決型フィールドワーク」

~首都大規模自然災害時における一時帰宅困難者の受け入れ~

法政大学にて、夏休みの期間を利用した3日間の講座です。きちんと取得単位のある講座です。この講座に横浜創英の高校3年生4名が参加し、大学生と議論を繰り広げて参りました。

詳しい内容をご紹介いたします。

法政大学市ヶ谷キャンパスは千代田区との提携規約の下、災害時の帰宅困難者受け入れ施設に指定されています。そうなった場合、様々なトラブルが予想されます。事前の準備はどの程度必要か、どこに帰宅困難者を誘導すればよいか、受付には何人必要で、どんな情報を聞けばよいか、トイレの衛生管理はどうしたら良いかなど様々です。

事前の準備や起こりうるトラブルを数々想定し、実際に施設を運営する模擬訓練を行う講座となりました。法政大学の危機管理学の教授や備品を管理する庶務課の方なども全面的に協力して頂ける授業です。

横浜創英からの代表者4名は大学生と堂々と議論し、自分の考えを発表していました。

まず、キャンパスマップを見ながら、帰宅困難者の誘導場所、受付場所、人の導線などをチームで話し合っている様子です。

 

その間に教授からトラブル案件や新たな指令が下ります。「考えながら動く」の実践です。実際の現場では運営しながら区や帰宅困難者からの要望が、たてつづけに入ってきます。その都度対応している様子です。

そして最後に、実際に考えた配置や工夫した点を発表します。創英の生徒も堂々とマイクを握って発表していました。

  

朝から約8時間(途中休憩あり)を終えて、疲れていましたが達成感もあったようです。

    

また、この授業は法政大学と横浜創英だけでなく、二松学舎大学、大妻女子大学、学習院女子大学、三輪田学園高校との合同授業でした。社会に出れば、学校のクラスのようにほぼ同じ年齢、ほぼ同じ境遇の人と接するわけではありません。様々な特性やバックグラウンドを持ち、多様な価値観の中で合意を形成していく必要があります。4人にはとても良い経験になったようです。

横浜創英では、今後も高大接続の講座を増やし、生徒が学校の外で活躍できる場を多く設けて参ります。学んだことが学校内で完結するのではなく、社会とつながりを持つ環境整備を目指します。

今後とも、横浜創英の高大接続プロジェクトにご期待ください。

 

 

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