2023.07.18【高1高2合同 対話授業を実施しました。】

今年初めての試みで、高1高2を同じ班にして、対話をする授業を実施しました。テーマは、『大人になる上で必要な力とは?』です。最初は緊張した面持ちでしたが、次第に打ち解けて、笑い声が響くようになっていきました。多数決を使わずに生徒が出した納得解は、どれもとても素晴らしいものでした。例えば『今ある環境に感謝しながら、失敗を恐れずに計画的に自分から行動する力』『自分と向き合って、他人と良好な関係を築き、多様な視点を持つ力』『多くの語彙を活用し、コミュニケーション能力を高め、臨機応変に対応する力』など大人顔負けの回答でした。最後に「とても充実した時間だった」が「5」、「全く充実した時間ではなかった」を「1」としたアンケートを実施しましたが、「5」と回答した生徒が55.8%、「4」と回答した生徒が26.7%、「3」が15%で、多くの生徒が楽しんでくれていたようです。また、『先輩方の知的な意見やリードしてくれる様子を間近に見ることができてとても良い経験になった。』『人それぞれ違う意見をもっていて、みんなの意見を聞くことで視野が広がり、考え方も変わっていくと気付かされました。』など、多くのことを学んでくれたことがよく分かる回答がたくさんありました。また、高校2年生対象の対話創造型授業も1学期の授業を全て終えました。

第5回目は、元テレビ東京アナウンサーの赤平大さんに、発達障がいについてのお話をして頂きました。赤平さんのお子さんは発達障がいがあるため、独学で発達障がいのことを調べたそうです。発達障がいは病気ではなく個性であること、脳の使い方には人それぞれ特徴があることを教えてくれました。脳の使い方には、同時処理型、継次処理型、視覚優位型、聴覚優位型があり、それぞれの特徴と対処法を教えてくださいました。講話後は、質問をしたい生徒で長蛇の列ができていました。赤平さんに人に伝わる話し方を学びたい!という生徒も多く、希望者対象で特別授業を実施する予定です。

第6回目は、脳科学者の青砥瑞人さんに講話をして頂きました。青砥さんは、日本の高校を中退したにも関わらず、世界大学ランキング14位のUCLAに進学、神経科学部を飛び級卒業をしたそうで、創英の生徒の可能性は無限大だということを伝えてくれました。また、何事も心理的安全性がないと成果がでないこと、まず行動することでドーパミンが出てモチベーションがあがるということなどを教えてくれました。嫌なことは忘れて、好きなことを考える習慣を身につける必要性が生徒たちに伝わったと思います。(第1回から第4回については以前の投稿をご覧ください。) 2学期は、創造にフォーカスして行きます。「問題を解決するために情報や技術等を活用し、新たな価値を生み出す」=「創造」力を養う授業を実施します。 生徒たちがどのようなものを創り出してくれるのかとても楽しみです。