2018.06.02中学 君の中にある「社会を変える力」

本日、中学1年生は『課題解決能力』をテーマに、世界が抱える課題を考えました。とくに環境問題について多く出され、2030年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」について考えを広げました。また、その後は「なぜ、わたしたちは学ぶのか」について考えました。まず「学ぶ」ということから、連想ゲームのようにたくさんのワードを挙げました。その中で、最も自分の意見に近いものをえらび、勉強するのは何のためか、その理由はなにかを考えました。「将来」「未来」「自分」のためなど、たくさんの意見が出されて、最後はiPadを使い全員の意見を共有しました。難しいテーマではありましたが、一人だけではなく他の人と共有しながらそれぞれの考えをまとめました。1か月後には、期末テストもあります。今回考えたことや、得たことをぜひ今後の姿勢や意欲につなげてほしいと思います。
1年生が取り組んだ『SDGs』に関する問題をもっと深く掘り下げ、発表準備を行っていたのは中学3年生。これまで、3年生は横浜研究で外国の方に英語で「ノンサスティナブル」に関する質問をしたり、班ごとにiPadやキーノートを用いて調べ学習を行ってきました。この学年の魅力は、積極的に意見交換を行って主体的に学ぼうとする活力。社会では答えがすぐには見つからない問題に常に向き合い、深く掘り下げて考えて行動することは、これからの未来を変える大きな力となります。2週間後、3年生がどのような発表を繰り広げるのか期待が高まります。また、明日実施される英語検定の対策を行ったり、A組に来ている教育実習生に語ってもらう場面もあったりと、盛りだくさんのスケジュールとなりました。

中学2年生のクラスにも、A・B組両方に教育実習生が来ています。今日は実習生の力を借りながら英語の「学びタイム(スタディサプリ)」を行った後、道徳とディベート演習に取り組みました。道徳では、TEDの映像を鑑賞し、『夢や目標を叶える方法』について考えました。他の人から「無理だ」と言われて夢を諦めそうになった時、自信を失って新しいことへの挑戦を怖く感じてしまったとき。そんなモヤモヤした気持ちを抱えた時こそが実は新しいスタートなのであり、人は人と繋がって成長することができる……そう優しく語りかけるプレゼンテーターの言葉に聴き入っていた2年生。中には、語られる言葉ひとつひとつに涙ぐみながら何度もうなづく生徒もいました。その後、実習生2人からも夢の実現方法が熱く語られました。自分を認める大切さや出会うことのできた恩師、教師を志したきっかけ、どんな努力をしているのか。先輩たちの夢に向かって努力を続ける姿に、2年生は何を感じ、どんな思いを受け取ったのでしょうか。

また、4時間目はディベートの本格的な演習が行われました。本日のテーマは”バレンタインは無くすべき”。くじで「賛成側」と「否定側」に分かれ、班で活発に議論してメリット・デメリットを考えました。また、次回行われる本番で意見を闘わせるために、具体的な根拠をインターネットで探す姿も見られました。ディベートでは、相手が納得のいく根拠に基づいた主張でなければ説得力は生まれません。自身の意見とは異なる観点からの主張も考えなければいけません。これまで「根拠」「主張」「反駁」を見つけ出す演習を通して論理的思考を育んできた2年生。次回はいよいよディベートの実践に入ります。どのような意見と意見の闘いが繰り広げられるのか、要注目です!!