2018.12.01本日の創学とLHR

本日、中学1年生は鎌倉校外学習で課せられたミッションに関する中間発表を行いました。班に分かれてフィールドワークを行ったり、意見を出し合ったりして、鎌倉の持つ魅力を探求している1年生。今日は相手に伝わりやすい話し方を心がけてプレゼンテーションを行いました。もしかしたら小学校では発表の型が決まっており、それに乗っ取って話していればよかったのかもしれません。しかし今回は、自分の表現したいことと相手の求めることを考えて、自分たちなりに工夫することが求められ四苦八苦しました。このフィードバックを受けて、今後どのように発表が変化していくのか楽しみです。

中学2年生は11月21日から23日まで、奈良と京都に関西歴史研修に行ってきました。今日はその最終日に国際交流をした留学生について、各班ごとにポスターセッションを行いました。一緒に班別行動をしてくれた留学生は、どのような国から来たのか。なぜ来日し、現在日本で何を学んでいるのか。現地では懸命に英語を駆使してコミュニケーションを図った2年生。その留学生の人柄を、背景にある文化を、他の班の人に伝えるために効果的な話し方を考え、班ごとにポスターセッションに挑戦しました。そして、今回国際人としての1歩を体験したことで見えたカナダ語学研修への課題を述べ、解決するためにどのように努力を重ねるか意思表明も行いました。国際交流の魅力は、国単位だけでとらえるのではなく、いくつもの角度から物事や人物を見て興味を深めることに面白さがあります。視野を広げ、人との繋がりを今まで以上に深くとらえられるようになることを願います。

そして中学3年生は、1つの物語を「原作」と「映画」といった異なる媒体の観点から考察する取り組みにチャレンジしました。今回取り上げた作品は、海外のファンタジー小説を日本のアニメーション映画として表現する際に、変更したり付け加えられたりした個所が多々ありました。それは一体どのような目的で、どんな風に変更し、そのポイントによって作品の世界観はどう変化を遂げたのか。主人公の成長物語の要素が強かった原作と、幅広い意味を持つ壮大な愛情の物語となった映画とを比較し、様々な意見が生徒たちから出されました。物語は、それを届けようとする受け手の背景や年齢層によって、表現方法や重きを置く軸が異なります。作品を純粋に楽しむことも大切ですが、制作側の立場に立ってみることで、より深く物語を読み解くことができたのではないでしょうか。そんな中学3年生もあと数か月で高校生。多様な価値観と視点を身につけて、力強く前に踏み出してほしいと思います。